日々の神ログ

マネジメントについて勉強中のエンジニアです。

アウトプットから、逃げちゃダメだ / 学びを結果に変えるアウトプット大全

去年の秋頃からチーム内でリーダーの役割をし始め、その時からマネジメントの勉強を始めた。

勉強の中心は本からのインプットだ。せっかく勉強をするのならインプットした情報を発信して少しでも誰かの助けになればと思いつつ、どうしてもアウトプットへの苦手意識がありできていなかった。

アウトプットへの苦手意識を何とかしようと手に取ったのが、この「学びを結果に変えるアウトプット大全」である。

www.sanctuarybooks.jp

この本を読み、アウトプットの第一歩としてこの記事を書いている。
私と同じようにアウトプットへの苦手意識がある人にはぜひ読んでいただきたいし、この記事がそのきっかけになると嬉しい。

CHAPTER概要

CHAPTER1 アウトプットの基本法

「読む」「聞く」= インプット。「話す」「書く」「行動する」 = アウトプット。

インプットするだけでは現実の世界には何も変化は起きない。アウトプットして初めて現実の世界に変化を与えることができる。

イントプットとアウトプットのサイクルをただ繰り返すだけでは成長につながらない。
アウトプットの後には必ずフィードバックが必要。

CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方

伝える・雑談する・説明するなど「話す」アウトプットのノウハウ。

昨日の出来事を話すのも立派なアウトプット。まずは「感想を人に話す」ことからアウトプットをスタートするといい。
「感想を人に話す」ときのコツは、出来事を話すだけではなく「自分の意見」「自分の気づき」を盛り込むこと。

CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方

「書く」アウトプットの効果とノウハウ。

「話す」ことに比べて「書く」ことのほうが、圧倒的に記憶に残り自己成長を促す。

上手な文章を書くには「たくさん読んで、書く」以外の道はなし。
「たくさん読んで、書く」 = 「インプットとアウトプットのサイクルをどんどん回す」

「書く」ことにもフィードバックは重要。
誰かに文章を読んでもらい、アドバイスや改善点など感想をもらうことが必要。

CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力

インプット → アウトプット → 行動するを実現するためのノウハウ。

「賢くなりたい」のではなく「変わりたい」なら行動あるのみ。

※ このCHAPTERについては、後でもう少し詳細にふれる

CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法

日記を書く・読書感想を書くなど、日々の生活でできるアウトプットのトレーニング方法。

CAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力

私が実際に記事を投稿しようと思い立ったのは、この章の影響が大きいと思う。
特に参考になった項目をいくつかピックアップしてみたい。(エヴァンゲリオンのセリフを添えて)

行動する : 「自己満足」を「自己成長」に変える

行動が伴わないアウトプットをどれだけしても、ただの「自己満足」で成長にはつながらない。 行動し、フィードバックから気づきを得て改善していくことで成長できる。

「行動が伴わないアウトプット」とはインプットから得た気づきをメモするだけで終わり、行動 → フィードバックまで至らないアウトプットのことだ。
これまで本を読んでインプットはしてきたがそれだけだと単なる自己満足で、実際に行動していないならば読んでいないのと同じだと気づかされた。

「奇跡ってのは、起こしてこそ初めて価値が出るものよ。」

始める : 5分だけがんばって「やる気スイッチ」オン

「やる気」が出てから始めようと思っても、いつまで経っても「やる気」は出ない。 「まず始める」こと。始めないとやる気はでない。 始めてからやる気が出るまでに必要な時間はたったの5分。

実際に行動しないとやる気はでないというのは、けんすうさんの「仕事のモチベーション」を探し求めて疲れちゃっている人へでも書かれている。

「目標をセンターに入れてスイッチ、目標をセンターに入れてスイッチ、目標をセンターに入れてスイッチ」

机の前に座ってブログの画面を開く、その結果がこの記事だ。

完成させる : 「30点の完成品」を、時間をかけて磨き上げる

最初から100点を目指して素晴らしい原稿を書こうとすると、書けない。 30点の出来で、とりあえず最後まで書き上げることが重要。 とりあえず通しで書いて、直しに時間をかけることでレベルの高いものが完成する。

まさにこの通りで、最初から完成形を目指して書こうとするのでなかなか書けなかった。
とりあえず最後まで書いてみようと思って書き始めると案外書けるものだ。
いったん最後まで書けさえすればやる気も出てくるし、後は直していくだけなので完成が見えてくる。

「勝ったな。」「あぁ。」

最後に

「話す」「書く」という具体的なノウハウを読んで、「アウトプット」という私の中で漠然としていたものから具体的な行動のイメージにできた。 また、アウトプットをするのが目的ではなく、そこから行動しフィードバックをして(受けて)改善につなげていくのがアウトプットの意味だと学んだ。

私のように「アウトプットをしたほうがいいとは思っているがどうやって始めたらいいかわからない。」と悩んでいる人にはとても参考になる本だと思う。

この記事では概要のみ記載したが、「CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方」はマネジメントをする際のコミュニケーションの参考になりそうだったので、また別の機会にでも記事を書いてみたい。